JAえひめ中央南伊予管内の農業生産者5人とJA職員4人は3月15日、伊予市立伊予中学校で高級かんきつ「紅まどんな(愛媛果試第28号)」の苗木30本を植えました。
農業体験を通じて愛媛の農業を知ってもらい、「食」の大切さを学んでもらおうと行った初めての取り組みです。
校内グラウンドの一画を地元建設会社協力のもと、2022年11月に造成した約2㌃の園地。
牛糞堆肥をしっかり合わせて土づくりを行いました。
中学2年生63人と一緒にスコップを使って穴をほり、約50㌢の苗木を植え、支柱に固定。
強い芽をふかせるために、上20㌢ほどを切り返します。
男子生徒は「暑い中で力作業などを体験して農家の大変さが分かった。収穫できるのは3年後なので僕は卒業しているが、これから入学してくる下級生のために大切に育てたい」と話しました。
生産者の影浦潤さんは、「将来、農業に携わる若者が増えてくれるとうれしい。今日の生徒らには3年後、この母校に来て収穫してほしい」と話しました。
今後の水やりや防除などの管理は、生産者と生徒らが協力して行い、生育や栽培について学びを深めていきます。