1.灌水・追肥
梅雨明け後、気温の上昇にともない、地温を下げるため、夕方灌水に切り替える。本葉8枚以降は、灌水を控えめとし、根を張らせ親蔓の充実を図る。
乾燥・肥料不足により曲がり果などの不良果が多くなるため、灌水と追肥を適正に行う。
2.整枝
●6節までの脇芽、花芽は早めに摘除する
●7~10節までは1枚止めとし、8~12節に力枝を1本
残す
●11~18節は1~2枚止めとする
●親蔓は、22節までで止める(親蔓摘芯前は、追肥・
灌水し、草勢を強め、親蔓摘芯後1~2日は子蔓を止
めない)
●18~20節に2本程度放任枝をおく
※整枝は草勢に応じて行い、1度に多くの摘芯をしない
3.摘葉・摘果(花)
老化葉、黄化葉は早めに除去し、採光・通風を良くする。また、草勢が強すぎる場合も摘葉し、草勢を抑える。
尚、1度に極端な摘葉を行うと草勢が弱るため、1回当たりの摘葉は1~2枚とする。キズ果・曲がり果・奇形果を早めに除去し、草勢の維持を図る。
草勢が弱った場合はできるだけ摘果し、草勢を回復させる。
4.収穫
鮮度保持のため、収穫は品温の低い時間帯(朝)に行う。また、採り残しの果実は、株に余計な負担をかけるので放置しない。