組合員の皆さまへ大切なお知らせ
これまで広報誌にも「かわら版」として掲載してきましたが、JAグループ愛媛では令和6年12月16日に開催された第39回JA愛媛県大会において、県1JA合併構想案が決議されました。
当JAでは、新たな検討体制である「県1JA合併促進協議会」への参画判断を令和7年3月の経営管理委員会で協議することとし、それまでの間に各支所単位での運営委員会や生産者組織との対話を重ねてきました。
そこでは、「メリットだけでなく、合併によるデメリットも示すべき」「合併すると農家が離れていく」「JAを維持するための合併としか思えない」「JAは一般企業と違い、組合員が出資して組合員の組織である以上、我々のために努力してほしい」「現時点では時期尚早である」など、様々な不安の声をいただきました。
令和7年3月28日に開催された経営管理委員会においては、「JAの使命は農業振興であり、それを担っている生産者の意向を大事にするべき」「組織が大きくなれば、意思決定に時間が掛かり迅速な対応ができにくい」「職員の職住近接のメリットがなくなり、優秀な職員が流出するおそれがある」といった組合員組織の声を反映した意見が大勢を占めましたが、「農家の大幅減少や厳しい環境変化を見据えて、合併も選択肢の一つ」「促進協議会に参画し、検討したより具体的な構想案を組合員に示し、判断を委ねるべき」という意見も出されました。
組合員との対話による意見や、経営管理委員の個別意見を踏まえて協議した結果、「県1JAは将来的には不可避かもしれないが、数年内に合併するのは時期尚早」ということから、「JAえひめ中央は県1JA合併促進協議会への参加は見送る」ことを決定しました。
JAえひめ中央は、これからも地域に根ざして「食・農・くらし」を基軸とした事業活動をしてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
えひめ中央農業協同組合