令和4年度准組合員モニター制度。3回目の活動「収穫体験&所場見学」を12月3日(土)に行いました。
今回の活動は、柑橘の収穫体験と北条選果場での柑橘選果の見学です。日頃見る機会のない農業の現場を体験・視察することで、農業への関心や理解を深めることを目的として開催。9名のモニターに参加いただきました。
収穫体験の舞台は当JA新規就農研修センターの堀江研修圃場。就農に向けて研修中の研修生が育てた柑橘の一部を収穫させていただきます。
園地に到着し、当JA新規就農研修センターの福本匡吾センター長から柑橘を傷付けない収穫方法「二度切り」を教わります。今回収穫するのは、手で皮がむけて爽やかな味わいが特徴の「はれひめ」と、言わずと知れた愛媛の高級ブランド柑橘「紅まどんな」です(※選果していないので正式には愛媛果試第28号ですね)。
まずははれひめの収穫。写真では伝わりませんが、園地はかなりの急斜面。足を滑らせないよう気を付けながら収穫します。穫れたてのはれひめをその場で味見。収穫作業で温まった身体に、朝の空気で冷えた果汁が最高です。
はれひめの後はハウス栽培の紅まどんなの収穫。福本センター長からサイズに応じた味の違いを聞き、より美味しそうな果実を慎重に見定めます。
収穫体験を終え、北条選果場へ。この日はちょうど紅まどんなの選果日。管内各地で生産されたたくさんの紅まどんなが選果される様子を見学します。
当JA選果業務課の岡本忠宣課長の説明のもと、紅まどんなの流れに沿って約1時間かけて選果場を一周。集まった柑橘がどのように選果ラインに流れ、どのような基準で分けられて箱詰めされ、出荷されていくのかを学びました。
活動後のアンケートでは「収穫『体験』なので楽しめたが、仕事となると大変な作業だ」、「選果場の進化した仕組みに驚いた」、「選果の手間と厳しい基準を知り、紅まどんなの値段の高さに納得した」といったコメントをいただきました。
次回で令和4年度准組合員モニターの活動は最終回。令和5年2月に料理教室とJA役職員との意見交換会を予定しています。