1.追肥
1番果の収穫を始める頃を目安に、追肥を開始する。その後は、10~15日間隔で定期的に施す。または、7~10日間隔で液肥による追肥でも良い。
2.灌水・敷き草
ピーマンの根は乾燥に弱いため、高温乾燥期には十分に灌水を行い、品質収量の低下を防ぐ。また、乾燥と地温上昇を防止するため、梅雨明け後は畦間に敷き草を行う。
3.整枝・剪定
主枝は草勢を見ながら、45度の角度で誘引する。日照不足や風通しが悪いと落花(果)や病害虫発生要因になるので、混みあった部分の内枝と徒長枝の間引き剪定を行う。
4.病害虫防除
茎の先端や葉の裏側などよく観察し、早期発見、早期防除に努める。病害虫の発生を抑えるため、剪定した葉や枝、摘果・落葉(果)したものは圃場外へ持ち出し、圃場内の衛生面の管理に努める。
白絹病・青枯病が発生した場合は、被害株および付近の敷き草は注意して圃場外へ持ち出し処分する。
5.収穫
品種や時期により異なるが、開花~収穫までの期間は、3~4週間を要する。収穫最盛期を迎えると、着果過多で草勢が弱りやすいため、収穫遅れがないようにする。