チェックポイント③ 刈り取り部
本体動力部分の点検が一通り完了したら、本題のコンバインの機能部分の一つである、刈り取り部分の点検です。
下まわりの点検と同様に正面に回り、同じ要領で下側を覗き込んで最前部を見て下さい。
写真の赤丸で囲んだ凹凸形状の金属板が見得るはずです。これが刈り取り刃です。上下2枚で構成されるこの部品が、高速で左右に往復運動することで、稲をスパッとカットしてくれます。このアイデアをよく思い付いたもんだ…
この写真は刈り取り刃を拡大したものです。赤丸で囲んだ凸形状の刃をよく見てみると、表面に細かいギザギザが付いているのが確認できます。この部分を目視で点検し、先端や刃の中間が欠損している、または刃全体がパッと見た感じで分かるほど上方に反ったり歪んだり変形していると、稲を効率よく綺麗にカットする事が困難になります。
これらの症状が確認できた場合は、早急に刈り取り刃の交換をおすすめします。上下2つのパーツで構成されているため、 厳密に言えば、上下の刃のクリアランスも確認する必要がありますが、少しマニアックになってしまうので、気になる方は最寄りの農機センターまでお問い合わせ下さい。