ディスクロージャー2017
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JAえひめ中央レポート12販店での早期売り場確保に努めました。結果前年並みの単価で販売を終了することができました。 また、他中晩柑においても同様に下等級品比率が高く平均単価は伸び悩みましたが、期待の愛媛果試第28号は昨年を超える結果となりました。 落葉果樹でメインとなるキウイフルーツは、生産量が激減。各産地同様に生産量が前年を下回っていることから、市場に対しては昨年以上の価格交渉を行い、販売を開始しました。また、国内流通量が減少する3月下旬からは当組合への出荷要請も強くなり、前年を超える単価で販売を終了しました。 平成28年度も昨年に引き続き「第2回食べてスマイルキャンペーン」を実施し、売り場の棚確保と販売促進対策を展開しました。<園芸販売課> (野菜) 4月14日に発生した熊本地震の影響による交通網の乱れから、九州からの農産物出荷は様々な弊害が発生し、混乱した中での年度開始となりましたが、GW頃には混乱も落ち着き業務筋を中心に引き合いが強まりました。しかし、季節商材の「蚕豆」や「梅」は計画を大きく下回る出荷量となり、数量不足から商談に苦慮する場面が多く見られましたが、比較的高値安定の販売が続きました。梅雨入り当初は少雨傾向でありましたが、6月下旬には曇天多雨となり、品質低下が見られる品目もありました。梅雨明け後は厳しい猛暑となり、果菜類全般に出荷量が増加し、相場も徐々に下落していきました。7月下旬以降は潤沢な入荷から、お盆までは全国的に厳しい状況となり、とくに加熱商材(なす・ピーマン等)の消費は伸び悩み、好調であった昨年とは一転し価格は低迷しました。その様な厳しいなか、「海の日」や「野菜の日」(8/31)には県内外各店舗で野菜の消費拡大イベント(試食宣伝等)に参加し消費の回復に努めました。しかし、7~8月の高温・乾燥の影響により夏秋野菜は下等級品の比率が高く、低迷した価格帯と相まって厳しい展開が続きました。8月末からの台風襲来の影響もあり9月には相場も回復、夏秋品目終盤には急激な入荷量の減少から相場は高騰し、年末まで高値基調で推移しました。しかし、レタス等葉物類については品薄による高騰が輸入品拡大へとつながり、量販店が品揃えを輸入品に頼ったことで、国産には厳しい場面も見られました。年明け以降は需要も停滞し各市場共に苦戦する場面が多く相場も伸び悩み、計画を下回る結果で28年度の販売を終了しました。 (花卉花木) 春先の天候不順により、各産地計画的な出荷ができず、潤沢な出荷が続いたことで4月の販売は苦戦しました。5月の「母の日」以降は、切り花類を中心に相場は回復傾向となったものの、梅雨時期には曇天多雨の影響からアジサイ類を中心に品質劣化が散見され、引き合いは弱く低調な相場が続きました。9月に入りシルバーウィーク、秋彼岸需要から引き合いが強まるなか、西南暖地では、枝物類の出荷が開始されましたが、気温の高い日が続き、枝の伸長が止まらず品質劣化が見られました。また、百合などの切り花類も前進出荷となり厳しい販売が続きました。12月には、「松市」などの大市が全国花市場で開催され、若松は、数量減から事前商談を行い高値での取引となりました。年末にかけての百合などの切り花類も品薄から高騰しました。2月の「フラワーバレンタイン」は期待したほどの動きとはなりませんでした。ユーカリ類は、出荷が集中することなく堅調な販売が続き、3月には先行産地である静岡では切り上がりが早く品薄となり価格は堅調なまま28年度の販売を終えました。<選果業務課> 今年度の選果場稼働については、基幹品目の柑橘類が裏年で減少となりキウイフルーツも気象の影響で出荷量が減少し、共同荷造り選果数量は26,681t(平成29年3月末時点 前年同時期比:85.1%)と前年選果数量を大きく下回りました。一方荷造り面においては、企画販売や贈答需要等の多様化するニ-ズに対し、多品目において特殊荷造り対応を実施し、製品の付加価値増に寄与すると共に、光センサー式選果機の有効利用による選果荷造りを行い、評価の公平性と品質格差の是正に努めました。 陸地部選果場再編整備計画による選果場集約と機能向上を目的とした北条選果場選果機機能向上工事を着工し、平成28年11月25日竣工しました。 冷蔵施設については、老朽化が進んでいた堀江選果場予冷庫の冷却設備機器の改修を実施しました。また、冷蔵庫管理簿や運転記録簿を基に稼働冷蔵庫の集約や職員技術者による施設の定期巡回メンテナンスを実施し、保守管理費と冷蔵委託費の削減を図りました。●購買部<資材課資材部門> 生産資材事業については、消費増税の見送りや天候不順及び生産面積、生産量の減少、正品率の低下等の影響により農薬、肥料、荷造り資材の取扱いが伸び悩み事業計画と前年実績を大きく下回る結果となりました。
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