2.金融商品の時価等に関する事項 ⑴ 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。なお、市場価格のない株式等は、次表には含めず(3)に記載しています。⑵ 金融商品の時価の算定に用いた評価技法の説明 (資産) ① 預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである翌日物金利スワップ(OvernightIndexSwap 以下OISという)のレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ② 金銭の信託 信託財産を構成している有価証券の時価は、下記③と同様の方法により評価しています。 ③ 有価証券 株式は取引所の価格によっています。有価証券について、主に国債については、活発な市場における無調整の相場価格を利用しています。地方債については、公表された相場価格を用いています。市場における取引価格が存在しない投資信託については、解約又は買戻請求に関して市場参加者からリスクの対価を求められるほどの重要な制限がない場合には基準価額によっています。 相場価格が入手できない場合には、取引金融機関等の第三者から入手した評価価格を用いています。評価にあたっては観察可能なインプットを最大限利用しており、インプットには、スワップレート、信用スプレッド等が含まれます。 ④ 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートであるOISレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 (負債) ① 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであ(*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。預金金銭の信託 その他の金銭の信託有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券貸出金 貸倒引当金(*1) 貸倒引当金控除後資産計貯金負債計貸借対照表計上額168,614,7131,217,0901,217,0908,560,245191,5648,368,680109,051,607255,158108,796,449287,187,957294,296,245294,296,245時価168,469,8491,217,0901,217,0908,560,245191,5648,368,680--109,028,024287,275,209294,126,772294,126,772(単位:千円)差額△144,323-------231,57587,251△169,472△169,472111
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