JAえひめ中央レポート2025 ディスクロージャー誌
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〔農機自動車課農機部門〕 農機部門については、修理コスト削減を目的とした事前・格納点検入庫推進を実施し、農繁期での計画的な作業や修理費削減に努めると共に、地域利用者拡大に向けた中古農機展示会を開催し、新規利用顧客の獲得にもつながったことで、修理整備事業は前年を上回りましたが、新製品販売については、価格上昇による買い控えの影響を受け、各機種の販売が不振であったことにより取扱高、手数料共に計画を下回る結果となりました。●加工部 食品業界は、原材料価格の高騰やエネルギーコストの高止まり、また物流費や最低賃金の大幅見直しによる人件費の増加などコスト上昇傾向が続いています。しかし、米やガソリン等の生活物資の価格上昇により消費は一段と冷え込んでおり、食品全般にコスト上昇分の価格転嫁が抑えられた1年となりました。 加工販売部門においては、発売から35年を迎えた伊予柑ゼリーの上位企画品の限定販売や、新発売となるシャインマスカットの飲むゼリーを投入し、4月からのスタートダッシュに成功することができました。また自ブランド品の売上げ増加に向けて、食品展示会等への出向く営業活動により、新規顧客の開拓に努めました。また、スパウチOEM製造についても、新たに2社の受託製造が開始となり、販売好調による堅調な受託製造に下支えられ、加工製品販売額は計画12億2,040万円に対し、14億3,332万円(計画比117.4%)と計画を大きく上回りました。 品質管理においては、「顧客が満足する安全で安心な製品づくり」を念頭におき、FSSC22000(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格)の更新維持のため、外部機関による衛生管理勉強会や食品安全チームによる検討会、内部監査を実施しました。 工場においては、食品事故、労働災害防止のため、老朽化施設・機器等の改修・更新を計画的に進めると共に、危険情報の共有、リスクアセスメントの強化による労働安全意識の向上を図りました。また、新たな取り組みの工場有閑期を活用した、産地加工品(柑橘類の箱詰め・検品出荷)の取扱いによる売上げ増加や、操業時間の短縮による製造経費の削減に努め、加工事業の収支改善に取り組みました。 第7次中期計画の進捗管理について、半期毎に実践状況を取りまとめて経営会議で検証すると共に、理事会及び経営管理委員会で報告しました。 第3次長期ビジョン及び第8次中期計画(案)の策定に向けて、全部門と協議を重ねながら取りまとめました。 購買店舗再編について、決定していた再編方針に基づき新たに特別委員会を設置して検討を行い、答申書を取りまとめました。 経営基盤の安定化に向けて、関係部門と密接に連携しながら対応を進めました。 准組合員の運営参画に向けた「准組合員モニター制度」の運用を行いました。 広報誌「まるえびより」の誌面充実、ホームページやSNSの更新頻度向上、メディアに対するニュース性のある情報公開(プレスリリース)の強化など、各種媒体を活用して地域の「食と農」「協同活動」「JA事業」の魅力や情報を積極的に発信しました。〔電算課〕 自営経済管理システム全般の安定稼動及び機能強化に努めました。当年度は、自営経済管理業務システム及びファイルサーバの機器更改・移行作業を実施し、現場運用に支障を来すことなく本稼動を迎えることが出来ました。また、人事給与・固定資産システムについてもえひめ総合情報センターで管理・運用している県域システムへの移行を行いました。 運用面においては、販売システムの内渡・精算業務、利用者情報の登録について確実な処理を行いました。●総務部〔総務課〕 遊休不稼働資産の売却による処分並びに賃貸による有効活用に努めると共に、他の資産についても有効活用等に向けた交渉を行いました。また、老朽化施設の計画的な改修及び解体を実施しました。 組合員出資について、組合員の加入状況把握と出資金管理の適正処理、及び継続的な出資増強運動に取り組みました。 業務効率化・コスト削減への取り組み事項を関係部署や業者と協議のうえ進めました。【企画管理部門】●総合企画室 〔企画課〕15

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